最近は健康食品も血糖コントロールを意識した製品が数多く出回るようになりました。そこで甘味料として多用されるのが高度甘味料と糖アルコールです。
糖質や糖類の表示に関しては日本の健康増進法に従って表示されております。しかし糖質群に含まれる糖アルコールにも各種類と特性をもっており、その違いから思わぬ形で足を引っ張ることがありますので注意してください。糖質が含まれているのに血糖値に影響を及ぼすものと、及ぼさないものが混在しており、消費者に混乱を招いていることがあります。今回は質問の多い、これら炭水化物に含まれる糖質と糖類の違いについて触れたいと思います。
最近では夜に食べると太る代名詞となりつつあり、巷で耳にする機会が多くなってきた炭水化物。そこでアサヒビールのホームページで糖質と糖類の違いを詳しく説明されているので、是非参考になさってください。
この炭水化物(100g)を栄養表示基準で定義されると以下となります。
炭水化物(g)=100g-(水分+蛋白質+脂質+灰分)
※灰分:ナトリウム、カルシウム、マグネシウム含む
そして炭水化物のうち、糖質は栄養表示基準の定義は以下となります。
糖質=炭水化物-食物繊維
※食物繊維:ポリデキストロース、セルロース含む
【問題】
マルチトールが10g含まれるチョコレートを食べるのと、エリスリトールが10g含まれるゼリーを食べるのでは、血糖値上昇を基準にどちらが、KETONダイエットプランに沿っているといえるでしょうか?ちなみに、どちらも糖アルコールなのでくくりは糖質となります。
1.チョコレート:マルチトール10g
2.ゼリー :エリスリトール10g
(答えは:ブログ記事最後に記載してます。)
日本で最近見かける糖アルコールは圧倒的に上記の2種類となります。エリスリトールは一切血糖値に影響を及ぼさない糖アルコールとなります。そしてエネルギー換算係数も0Kcalとなります。一方、マルチトールはエネルギー換算係数は2Kcalとなり、1/4~1/2を血糖値に変えます。他にも海外製品ではソルビトール(3Kcal)やキシリトール(3Kcal)など混在してますが、血糖上昇に関して言えばマルチトールと同様と考えて頂いて結構です。図でもお分かりの通り、糖アルコールは糖質に含まれます。同じ糖アルコールでもエリスリトールは血糖値に影響を与えませんので安心してお召し上がり頂けます。そして人工合成甘味料であるスクラロース(600倍)やアスパルテーム(200倍)も同様の糖質に含まれますが、高度甘味料ということもあり糖質量としては見えないくらい極微量に含まれていることになります。
米国ではNet Carbs,Effective Carbs,Non-Impact Carbsとに分けています。Net Carbsとは糖質に食物繊維などふくまれた総量となります。Effective Carbsは血糖値に影響を与える糖質の総量を表しています。そしてNon-Impact Carbsとは直接血糖値に影響を持たない食物繊維を代表に、マルチトールやソルビトールなど軽度に血糖値に影響を与えれるものを含みます。
皆様に気をつけても頂きたいのが、ノンシュガーキャンディーなど還元水飴や還元麦芽糖水飴を使用した飴です。こちらは糖類ゼロという表示になっておりますので砂糖や乳糖などは含まれておりません。しかし糖質が豊富に含まれいます。その多くがソルビトールやマルチトールなどで構成されておりますので血糖値に影響を及ぼします。KETON誘導期制限には不向きな甘味料となります。同じ糖アルコールであっても「ゼリーdeゼロ」などのエリスリトールは血糖値に影響を及ぼさないので、制限対象から外れることになります。つまり糖類ゼロ表示は砂糖や乳糖、ブドウ糖に果糖などは含みませんが、もう1つ大きなくくりの糖質に分類されているオリゴ糖やマルチトールなどの糖アルコールが多量に含まれることがあるので、必ず原材料をみる癖をつけましょう。しかし使用されている甘味料がエリスリトール(糖アルコール)であれば問題なくお召し上がり頂けます。そして何より1番安心できるのが糖質ゼロと表示されているものに限ります。ちなみにラカントキャンディーは比較的お勧めできる商品ですのでお試しください。
【ブログ関連記事】
・【嘘ホント】糖質ゼロ・糖質OFFに注意!
・Splenda(スクラロース)
・Truvia(ステビア)
・エリスリム(エリスリトール,スクラロース)製造:浅田飴
・ミラスィー(ネオテーム)製造:DSP5協フード&ケミカル株式会社
【最後に】
スクラロースをはじめ高度甘味料は食品に添加するには厳しい制限があるので、一般個人向けには販売されてはおりません。日本では純粋な人工合成甘味料は入手困難です。スクラロースで砂糖の600倍の甘味を持ち、エリスリムなどスクラロースを使用した人口甘味料であっても99%ちかくはエリスリトールで嵩を増して、砂糖同様に使い勝手をよくした製品のみ、一般向けに販売しています。
仕事の関係で純正スクラロースを所有しております。使用感として粒子が大変細かく軽いので、密封されている蓋を開封する際に、目では確認できない程度ですが極微量が空気中に舞出でます。それを鼻から吸い込んだ後に唾を飲み込むと、喉で甘さを感じるという代物です。砂糖の600倍の甘さのスクラロースでさえこのような甘さです。世の中、上には上があるということで、モンサントが開発したネオテームという人工合成甘味料があり砂糖の10000倍の甘さを持っています。同社アスパルテームの50倍というから凄いですね。開発はモンサント、その後にニュートラスイートに譲渡され、2002年からはファイザーが保有しているようです。そして日本でも2007年にネオテームを使用した超高度甘味料ミラスィーという商品名でDSP5協フード&ケミカル株式会社から販売されています。
答え:2番のエリスリトールを使用したゼリーとなります。

































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